理事長所信

― 2019年度 宇和島JCスローガン ―
志高く 自らが光り輝け!!

第65代理事長   藤堂 真二

理事長

はじめに

2018年7月7日、私たちは自然災害の脅威に愕然としました。

各地で被害を発災させた西日本豪雨は、宇和島地域においても甚大な被害をもたらしました。道は、土石流に埋もれ、浸水した家屋も多くあり、水道復旧には約1ヵ月の時間を要しました。被災者並びに支援者の方々が、不眠不休の努力を重ね、この試練を乗り越えようとされています。これまで、当たり前だと思っていたことが、当たり前でなくなる現実を目の当たりにしました。数十年、数百年に一度というわれる災害が各地で毎年起こる時代。災害意識を根本から見直す時がきています。

国難と呼ばれた明治維新や戦後の時代、先人達はひたすら前に進み、難局を乗り越えてきました。宇和島青年会議所も戦後の荒廃したまちを若者の力で再建しようと立ち上がり、明るい豊かな社会を実現するため行動してきました。

先の見えない不確かな時こそ、宇和島青年会議所が地域から必要とされる時であると確信しています。メンバー一人一人が誇りを持ち、覚悟を持って、このまちの明るい光となり、輝く存在になります。希望の持てる未来の実現に向けて、果敢に挑戦します。

人材育成と組織進化

人口減少が地域の成長を阻む原因となることは否定できません。地域の経済活動も防災も介護も社会基盤の維持や文化の維持もすべて、人がいてこそできることです。この多様性の増す社会の中で、変化に対応し柔軟な発想で、直面する課題に向き合わなければなりません。宇和島青年会議所は、自分たちのこの地域に誇りを持ち、地域に根ざした心を育み、広い視野で物事を考察します。地域のために本当に役立つことを常に考え、地道に活動を続けることが、地域の人々に信頼されることであると考えます。誠実に努力を続ける忍耐力を養い、真に必要とされる人材に成長するのです。

組織は進化すべきであると私は考えます。青年に発展や成長の機会を与えることを使命とする青年会議所にとって、変化や新たな試みが大切です。限られた環境の中で成長が止まっている若者は、青年会議所のメンバーとなることで、素晴らしい仲間と成長の機会を得ることができます。会員拡大の活動は、組織と社会の最大の接点でもあり、組織をより良く変えるきっかけにもなります。どのような組織も社会の変化についていけなければ消滅する定めにあります。出会いは、偶然ではなく必然です。出会ったご縁の中で、未来が創造されます。未来の仲間達が一歩を踏み出す決意を後押ししていきます。宇和島青年会議所でしか得ることができない経験、充実した時間を過ごすことを約束します。

まちを元気に

地方都市の抱える問題は様々あります。少子高齢化、人口減少や人口流出、商店街の衰退、災害に脆弱、担い手不足、その他諸課題が山積し、独自には解決できない状況にあります。そのような、地域が抱える問題に向き合い、まちの明るい光を見出したい。風邪薬のように、飲めば治るような薬はありません。しかし、この状況をなんとか変えたい。今一度よく考えてみましょう。私たちは、現実から目を背け、できるわけないと決め付けていないでしょうか。宇和島地域の持つ独自性を理解し、私たちの強みを全面に出して、情報発信していけたら、光り輝くまちの姿が見えてくるのではないでしょうか。

まちの魅力が若い世代に伝われば、自然と故郷に帰りたくなるはずです。他のまちから移住したくなるはずです。また、故郷に住んでいる人は、さらに故郷を愛し、誇りをもって暮らしていける、その想いが、親から子どもに伝えられていくと、いい循環でこのまちの未来のために大きなパワーに変換されていきます。私たちは、次世代の子供たちに、本気でまちづくりに取り組む背中を見せていきます。そして、この宇和島地域のまちの魅力をもっと多くの人に伝えていきます。

新しい時代の始まり

一つの時代が終わります。平成時代の約30年間、日本を取り巻く世界の環境は大きく変化し、社会情勢や経済環境は、日々、異なる状況になるくらい、めまぐるしく変化しました。また、大きな災害が日本を襲い、そのたびに、人間は、試練に立ち向かい、乗り越えてきました。そのような激動の時代を終え、新たな時代を迎えます。この節目の時に、青年として新たな希望の光を見出していきたいと考えます。

SDGs(持続可能な開発目標)これは、2015年9月の国連総会で採択された行動計画ですが、私たちの事業もこのゴールターゲットを意識して事業構築し、社会貢献を行います。多様な価値観が受け入れやすくなってはきましたが、まだ現実問題として実感がない事があります。特に地方は、意識して生活しないと、変化が感じられない状況にあります。宇和島青年会議所は今年度、活動していきたい分野があります。それは、女性が活躍することについて真剣に取り組みたいと考えます。女性が活躍することは、地方にとって重要で、多様性を生み、付加価値を生み出す原動力になると私は考えます。女性が放つパワーが、未来を明るくします。また、働き方改革が進められる中、人生100年時代を見据え、男女共に健康に暮らすことができるように心身の充実をはかることが重要です。自己投資の時間の確保にもつなげる働き方をすべきです。宇和島青年会議所は女性が輝く地域づくりを行います。

うわじまガイヤカーニバル第30回

西日本豪雨災害の影響で、去年初めてうわじまガイヤカーニバルを中止しました。様々な意見がある中、苦渋の選択でした。宇和島青年会議所のひとつの事業として生まれたうわじまガイヤカーニバルですが、先輩方や関係団体の方々が地道な努力を積み重ね、継続してきました。今では宇和島の夏に無くてはならないほど、大きな影響を持った大型事業に成長しました。その想いをしっかりと引き継ぎ、第30回目を盛大に実施して、宇和島地域の復興に繋げます。

むすびに

未来のことは誰にもわかりません。しかし、誰かが未来を思い描き、創造し、行動することで、未来が創られていきます。居心地のいい場所から飛び出し、変化を恐れず挑戦しましょう。そして、自らの運命を愛し、未来を切り開いていく力を養いましょう。そこにきっと希望があるはずです。青年という限られた時間をどのように生きるべきか。すべての関わる人、すべての機会に感謝し、大切に全力で楽しみましょう。一人一人が多様な光を放ち、輝ける1年になるよう全力で、行動します。

基本理念

現状に満足するな! 挑戦しよう! 変化を起こそう!

 ~ 一人一人の成長こそが 地域を豊かにする ~

基本方針

  1. 会員「大」拡大
  2. メンバーの資質向上、模範となるリーダーの育成
  3. まちの人や企業が元気になる事業の実施
  4. 女性が輝く地域づくり事業の実施
  5. うわじまガイヤカーニバル第30回の成功と次世代への継承
  6. 災害に強い組織運営の確立と積極的な情報発信
  7. 地域から必要とされる魅力ある団体の確立